実写版『リトルマーメイド』未来のためのリメイク!
作品情報✨
その多くは、黒人差別というよりアニメ版との印象変更にあると思われます。
僕は、こういう変更に対して強いこだわりは無く、むしろチャレンジ的で肯定的意見でもありますが、好きだったアニメ版アリエルのイメージが変わりがっかりしているファンの気持ちも理解できる。
今は多様性の時代と言われており、人によって幸せの形が変わる時代。昨今は、今作のような新しいチャレンジが行われる度に激しい議論が巻き起こっている。
僕は思う…、観る前の議論よりまずは鑑賞しよう。
そして、過去を知るアニメファンよりもこれからリトルマーメイドを観る子供たちにとっては、今作が本物であり、ハリー・ベイリーがアリエルだと受け止めれるだろう。
新しいチャレンジに期待を込めて早速、鑑賞してきましたよー😀✋
上の記事では、
●実写版リトルマーメイドに対する世間の声
●先行公開されたアメリカの口コミまとめ
●世界的に批判の元になったハリー・ベイリーのインタビューから伝わる覚悟
●アンケート企画 新アリエルに対する印象調査/鑑賞するなら吹き替え?字幕?
●アニメ版リトルマーメイドの見どころ紹介
などの内容をまとめていますので、合わせて読むと今作がより楽しくなると思いますので、時間がある時にでも読んでもらえたら嬉しいです。
あらすじ📒
映画『リトルマーメイド』予告動画🎬
ネタバレなし感想🤔
公開前から批判の的になっていた新アリエルはどうだった?
いやぁ、めちゃめちゃ最高でしたね👍✨
はじめこそ、批判の的になっていた部分でもあるので、そこに意識が向き過ぎて違和感を感じる事もありました。しかし、話が展開される毎に新アリエルへの感情移入が高まり、応援したくなる想いも高まり、「すごく可愛いなぁ」「合っているな」って感じるようになりましたね。
鑑賞前から気になっていた批判についての考えは、一気に泡のように無くなっていました。
これは、鑑賞前にそういう不安点を抱いていた多くの方にも共通する点だと思いますので、安心して鑑賞してきて欲しいなと思います。
でね、最高だったのが、有名な『パート・オブ・ユア・ワールド』『アンダー・ザ・シー』のハリー・ベイリー歌唱シーンですよね♡
美しくて人間の世界とは違った夢のある幻想的な映像をバックに、人間の世界に憧れを抱く女性の穏やかで、力強い願望を主張するかのような歌声は感動的でした。
これを見れるだけでも、映画館に観に行く価値があると思うし、新アリエルであるハリー・ベイリーのキャスティングに不満の声は、減るだろうなと感じるですが、それ以上に感動を呼び込んだのは、アニメ版より追加された約50分の中の父親トリトン王や王子エリックのパートです。
その点に関しては、ネタバレあり感想の部分で話そうと思います。また、リトルマーメイドの中で、いや、Disneyヴィランの中でもトップクラスに好きなアースラについてもそこで話していきたいと思います。
新アリエルという点や綺麗な映像、歌声で実写化された魅力だけじゃなく、追加されたstory、ヴィランの魅力もあり、今作は素晴らしい作品になったのではないかと感じています。
アニメ版リトルマーメイドも大好きですが、実写版リトルマーメイドでアリエルをはじめて知った子供たち世代には、これがスタンダードになるだろう作品です。
ぜひね、親子や恋人で今の時代にあったアリエルの物語を楽しんで欲しいなと思います。
ではでは、ネタバレ感想コーナーで待ってますねー✋✨
✔映画『リトルマーメイド』観る前に気になるCHECK POINT👍
映画館推奨率/リピート率
映画館推奨率は、100%です!
海底の世界の綺麗な映像、魅力的な音楽、個性溢れるキャラクター達、追加された父トリトン王と娘の関係性による価値観の押し付けや新しい価値観の誕生など、映画館で鑑賞すべき魅力の詰まった作品でした。
特に、綺麗な画質に、立体的な音響は妥協したくない作品で、おすすめはIMAXでの鑑賞ですね🤔✨
さらに、言うなら字幕版がおすすめで、両方鑑賞した僕が言うから間違いなしです(うっせぇわ)
リピート率は、90%です!
上では、おすすめは字幕鑑賞と言いましたが、吹き替え版もすごく良かった。字幕版でハリー・ベイリーの歌声で感動した後には、吹き替え版で、海の映像も楽しみつつ2回目鑑賞するのもおすすめです。
鑑賞後にも映画のサントラが頭に残り、余韻が残るので、音楽を耳にする度に鑑賞したい気持ちが溢れる作品だと思います。
ネタバレあり感想🤫
アニメ版リトルマーメイドの印象
アリエルがすごく可愛くて、歌声も有名な曲も最高であり、80分台にギュッと詰め込んだディズニーアニメの中でも人気の高い作品です。
実写版を鑑賞してみてのアニメ版の印象は、「親の敷いた道を生きるだけの人生を望まない娘」と「危険な道に進んで欲しくなく自分の言う事を聞いて欲しい父親」という話を軸に親の務めてとしては、「子が望む道を応援してあげる事」にあるのではないかという問いかけになっているのではないかと改めで感じました。
ここまでは、アニメ版と大きく変わった点は無いんですが、追加された50分で描かれた親子の関係性、王子エリックのパートについてもネタバレありで話していきたいと思います。
追加されたトリトン王の想い
多く追加された訳では無いですが、親目線の印象がより強まった感じがします。
トリトン王はアリエルの父であり、海の王国・アトランティカの王。
人間を嫌っており、海の上に行く事を固く禁じている。
娘アリエルを心配するあまりに厳しく、「海の上には出てはならん」「人間に関わるな」と娘に強く当たってしまう事を常に悩んでいる様子があります。
アニメ版では、海の上に出てはいけない理由、人間が嫌いな理由が多く描かれず、知らない世界に対する恐怖やその世界に憧れを抱く娘を抑圧するだけの存在な印象もありました。
実写版では、人間が使う船が沈没する事でサンゴが死滅してしまい、自分らの住む世界が破壊されてしまっている事、亡き妻が人間によって殺されてしまった事が会話の中にあり、それらによって人間を…、人間の住む世界に対して憎む思いや野蛮な世界であると固執した考えになっていいるのだと感じる事が出来ました。
トリトン王は、ただ知らない世界は怖いものという自身の価値観を娘に押し付けているのではなく、実体験から来る娘を危険にさらしたくないという想いで厳しく接していたのです。
しかし、アリエルは、実際に嵐に巻き込まれ座礁し沈没する王子エリックの船を目撃し、船がなぜ、沈没してしまうのか、人魚の世界を破壊するための故意では無かった事に気付くのです。
事実を知ったアリエルは、人間全てが悪い生き物ではなく、優しさに溢れた人間もいると主張するわけなんですよねー。
決めつけて物事を1つの視点からしか見ない事の恐ろしさは、最近公開された是枝監督作品『怪物』でも描かれていましたが、視野を広げる事の大切さ、狭い視野は誰かを気付つける可能性がある事を親娘の関係性に中から僕らに教えてくれる訳です。
トリトン王がなぜ、海の上に出てはいけない、人間は野蛮だと言っていたのかの背景が描かれた事により親子の関係に深みが増した印象があり、最後にトリトン王が娘を祝福するシーンにアニメ版よりも感動が味わえたんじゃないかと思いましたね🤔✨
追加された王子エリックのパート
好奇心旺盛な性格で行動力がある、アリエルは人間の世界への憧れがあり、王子エリックを助け一目ぼれする事により、さらに地上での生活への憧れを抱く事になります。
その憧れも父親や古い習慣や地上は怖いところ、人間は野蛮であるという教えから抑圧され、葛藤しながら海の世界で過ごしていました。
アニメ版リトルマーメイドでは、アリエルが王子に惹かれる理由が弱く感じ、結局、美男美女が求めあう話…、的な印象もありました。
実写版では、実が王子エリックにもこんな想いがあったんだよっていうエピソードが加わる事で、アリエルが王子に惹かれていくのが、見た目だけで無かったという印象に変わったのも良かったですね。
エリックもある島の王子でアリエルと同じく好奇心旺盛で行動力がある。
島を発展させるためにも島に閉じこもるのでは無く、海に積極的に出ていき、他国から色んなものを吸収していく事が重要であると、自ら何度も船に乗り込み航海をしています。
また、父親が外の世界に出ず、孤独の王だったという様子も見ており、自身は、皆の役に立てる王になりたいと外の世界への憧れを語るシーンがあります。
アリエルと王子エリックは、互いに外の世界、まだ知らない世界への憧れを抱いているという共通点んがあった訳なんです。
エリック王子自身も母親から、航海に出ても結局、船が沈没し、人が死ぬだけと、抱いている外の世界への憧れを抑圧される存在でした。
どちらもね、子を想うあまりの行動なんですけどね。
そうやって互いのエピソードが語られる事で、様々な経験がある親世代から子供世代への価値観の押し付け、そこから始まる新しい価値観の誕生という構成が明確になり、共感度が高くなったんじゃないかと思いました。
アリエルとエリック王子を見ていると、この2人絶対にくっ付いて欲しいと応援したい想いが強かったですもん😀👍
こういうエピソード追加があるからこそ、ラストは感動的で涙が流れてしまう。
僕は、実写版リトルマーメイドが新たなスタンダードになっていくだろうと思います。
アリエルだけに注目されますが…あの人も最高でした♡
僕は、ディズニーヴィランの中でもアースラが大好きで、ライオンキングのスカーと同じくらい好みなんです。
アースラは、海底の洞窟に住む、海の魔女。
アリエルの父トリトンに追放されています。そのことが原因でトリトン王を憎んでおり、トリトン王の王としての立場を奪おうと企んでいます。
そんなアースラはトリトン王の娘アリエルが人間の世界に憧れ、人間のエリックを想っていることを知り、絶好の機会とアリエルに近づきます。
「3日間人間の姿だけ人間の姿にする。この間にエリックからキスをされなければ、人魚の姿に戻り、永遠にアースラのものになる」という条件で美しい声を引き換えにアリエルに契約を結ばせるわけです。
でね、このアースラの魅力は、この悪者らしさもあるんですが、歌唱力にもあるんですよ。
リトルマーメイドの歌と言えば、主人公アリエルが人間の世界への憧れを歌う『パート・オブ・ユア・ワールド』、カニのセバスチャンが海の世界の素晴らしさを伝える『アンダー・ザ・シー』が有名ですが、アースラが歌う「哀れで不幸な魂(Poor Unfortunate Souls)」もめちゃめちゃ最高で、アースラのヴィランとしても魅力が満載なんです。
歌詞の内容にアリエルと結ぶ契約の内容やもし契約が守れなかったらという話があるんですが、それがね、子供心に怖かった記憶があってね、実写版でもすごく印象的に描かれていて、見どころの1つに感じました。
ぜひね、ヴィランのアースラにも注目して作品を楽しんで欲しいなと思います。
以上、映画『リトルマーメイド』の感想でしたー👍
気になる作品の点数は?😣
10点中/ 8点です!