映画.comより引用
『プリシラ/Priscilla』作品情報/予告/評価‼
※本記事では、『プリシラ/Priscilla』を楽しむ為に知っておくべき情報について解説しています!
『プリシラ/Priscilla』
総合満足度
ストーリー
演出
面白さ
余韻
リピート
ストーリー
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作品情報
『プリシラ/Priscilla』
ソフィア・コッポラ 監督代表作
✅マリー・アントワネット(2006年)
✅The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ(2017年)
キャスト/キャラクター紹介!
キャラクター | 役名/キャスト/役柄 |
プリシラ(演:ケイリー・スピーニー) 14歳で初めての恋に落ちたエルヴィスと結婚をし、不安定な彼に振り回されながらも献身的に支えた。 |
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『パシフィック・リム:アップライジング』のヒロインに抜擢。HBOの『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』でケイト・ウィンスレット、エヴァン・ピーターズらと共演。 | |
エルビス・プレスリー(演:ジョイコブ・エロルディ) 「キング・オブ・ロックンロール」と称される世界的スター。数々の女性たちと浮名を流した。 |
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第二次世界大戦を舞台としたリミテッド・シリーズ『The Narrow Road to the Deep North』でも主演。その他、エイドリアン・ライン監督『底知れぬ愛の闇』などに出演。 |
映画.comより引用
海外評価まとめ
海外レビューサイト | 評価 |
IMDb | 6.6/10 |
【一部コメントを紹介】 この映画は、エルヴィス・プレスリーの元妻であるプリシラに焦点を当てていますが、彼女の本質を深く掘り下げることに失敗しています。映画は、すでにエルヴィスのファンによく知られているエピソードを描いており、エルヴィス自身を否定的に描写していると批判されています。俳優たちは脚本の限界にもかかわらず、視覚的には魅力的な演技を見せましたが、キャスト間の身長差や主人公の内面に迫ることには不十分でした。また、プリシラに関する情報も乏しく、彼女の人間性やエルヴィスとの関係について深く理解することはできませんでした。最終的には、この映画はエルヴィスの遺産やプレスリー家にとってほとんど意味を持たないという批判も受けています。 |
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Rotten Tomatoes | 批評家評価:84%、一般評価:63% |
【一部コメントを紹介】 |
『プリシラ/Priscilla』ネタバレ無し感想‼
エルビス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に発表した回想録「私のエルヴィス」をもとに、世界的スターと恋に落ちた少女の波乱の日々を描いた自伝映画です。
タイトルの『プリシラ』からも想像できるようにこの作品はプリシラ視点からエルビス・プレスリーとの出会いから別れまでを描いている作品になります。
今作を観ればプリシラの事は理解できるようになりますが、日本ではそもそもエルビス・プレスリーについて詳しくないという方も多くないと思いますので、以下にまとめてみます。
要点だけをまとめているので、映画『プリシラ』が観やすくなると思いますよ👍✨
1950年代から1970年代にかけて活躍したアメリカ出身のロック歌手です。
彼は「キング・オブ・ロックンロール」と称され、全世界のレコード、カセット、CDなどの総売り上げは5億枚以上とされており、彼は1954年のデビューから1977年に亡くなるまでの21年間に700以上の曲を発表し、推定30億枚のレコードを売り上げた。
エルビスは世界史上最も売れたソロ・アーティストとしてギネス・ワールド・レコーズに認定されている。
成功と突然の死
エルビスは長年強い照明を浴び続けた結果の緑内障による強い痛みに悩まされていたらしいが、周囲には隠していた。さらに循環器、肝臓、腎臓、腸にも問題があった。
ストレスに起因すると思われる偏食と拒食、肥満もあり、精神的な問題も抱えていた。
彼は麻薬は使っていなかったものの、合法的ではあるものの異常な量の薬剤を服用して、過酷なスケジュールをこなしていた。
1977年8月16日、エルビスは自宅であるグレースランドにて42歳の若さで死去。死因は「不整脈による心不全」とされている。
エルビスの死後、プリシラは彼の邸宅であるグレイスランドを管理。
グレイスランドはエルビスの生前暮らしの場所であり、現在はファンの聖地として一般公開されている。
彼女はグレイスランドをアメリカでトップの観光地の1つに作り上げ、エルビス・プレスリー・エンタープライズの共同創立者として活躍。
エルビスの遺産を守り、彼の名声を継続させるために尽力した。
また、女優としても活躍し、その後、熱愛報道も多数あったが、今でもエルビスの名声を守り続けている。
これらがエルビス・プレスリーの概要であり、死後、プリシラが取った行動になります。
実際に鑑賞してみて、14歳という若さで世界的なロックスターに恋をし、波乱となる人生を垣間見る事でプリシラの事は分かった気でいますが、これを撮ろうと思ったソフィア・コッホラ監督の意図は汲み取れませんでした。
どういったメッセージがあったのだろうか…
庶民である僕には、永遠に分からず終いなのかもしれません。
その辺の疑問に対する感想も次のネタバレ感想で話していこうと思います。
『プリシラ/Priscilla』ネタバレ考察
ざっくりあらすじ
1959年の西ドイツ、父親の赴任で西ドイツに暮らしていたプリシラ。
当時は、徴兵制度があり、西ドイツで勤務をしていたエルビス。
2人は、エルビスが開いたパーティーで出会う事になるが、その時既にエルビスはスーパースター。
そのエルビスは、パーティーで出会ったプリシラを気にいる。
ただ、プリシラは14歳でしたが、エルビスはとても紳士的にプリシラの両親に話をしながらプリシラとの交際を認めてもらう。
その後、エルビスは兵役が終わりアメリカに帰る事になる。
再度、表舞台に復帰していく。その数年後、プリシラはエルビスにアメリカに呼ばれ、グレイスランドという豪邸で暮らすことになる。
更に数年後、出会ってから8年後の22歳で結婚。
その結婚生活でプリシラは何を感じて、何をし、何をしたかったのだろうか?
プリシラへの共感度は全くの「0」😣!
映画『プリシラ』を鑑賞された皆さんは、どう感じました?
僕的には、プリシラ本人に幼さ以外の魅力を一切感じられませんでした。
世界的ロックスターと恋に落ち、結婚にまで至ったプリシラですが、その出会いや環境の変化の中で成長している様子が一切見られず、冴えない表情の中、プリシラ自身は何もしていないままでした。
表舞台で活躍するエルビスのゴシップ記事を見てはただ嫉妬を重ねるだけの女。
そんな風に映ってしまいちょっとイライラさえしてしまいました。
プリシラ自身の立場を考えると、それも難しい状況だった事は理解は出来るんですけどね。
実際にエルビスは何もさせてくれなかったみたいだし、女性は家に居るものといった考えが強い人物としても描かれ、その辺は時代を感じますよね。
エルビスと過ごした14年間はプリシラにとってはどうだったのか?
僕的には笑顔よりも冴えない表情で過ごしている様子の方が印象的です。
世界的なロックスターであるエルビスの妻…
財力があり、なに不自由の無い生活が送れる事が幸せなのか…
庶民で財力が無くて喉から手が出る程に欲している僕には到底理解が出来ない。
この作品は、性別や年齢、また、キャリアがあり社会的に活躍している人、家庭で支える人など立場によっても感じ方が変わる作品にも思います。
その点は、面白い視点を持っている作品だなと思います。
プリシラを演じたケイリー・スピーニーの演技力は素晴らしくて、アカデミー賞獲得は無かったですが、ヴェネツィア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。
エルビスと出会った14歳から凄く幼さもありながら可愛いかったのに、エルビスが求める化粧やファッションに染まる中、徐々に可愛さが無くなっていった印象もあり、エルビスってセンスねーなって印象も抱きましたね。
時代の移り変わりだけでなく、表情で魅せる感情表現は素晴らしかった。
音楽も魅力の1つであり、ラストに流れた曲は誰もが知っていると思います。
彼女はグレイスランドをアメリカでトップの観光地の1つに作り上げ、エルビス・プレスリー・エンタープライズの共同創立者として活躍していますが、今作を制作するにあたりエルビスの印象を悪くするのを避けたエルビス・プレスリー・エンタープライズによってエルビスの楽曲使用は制限されています。
そこまで逆風のある中、今作を制作しようしたソフィア・コッホラ監督はどんなメッセージを伝えたかったのだろうか?
はっきり言ってしまえば、仕方のない環境や状況だったかもしれないが、自身で行動に移す事をしなかった「何もしていない女」の姿を描き、どうしたかったのだろうか。
僕には、理解出来ていないが、解釈出来た人はコメント欄で教えて欲しいです。
今回はちょっと辛口感想になってしまいましたが、以上が映画『プリシラ』の感想でした。
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