Netflixドラマ『サンクチュアリ聖域』ネタバレ無し感想/レビュー‼
作品情報
Netflixで2023年5月4日より配信開始となった相撲を題材としたドラマ『サンクチュアリ聖域』。
制作国:日本 再生時間:約50分✖8話(最終話のみ30分) おすすめ度:★★★★★
これは、崖っぷちに追いやられた一人の無軌道な若者が、金・女・名声、その全てが土俵(サンクチュアリ)に埋まっていると信じ、力士へと上り詰めていく男の物語。
今話題のNetflix配信ドラマの口コミを紹介しよう‼
単なる相撲系モノかと思いきや、そこにガッツリとスポ根色を入れつつ、泣かせつつ、青春群像劇として完成されてます。(Filmarksより引用)
脇を固める登場人物達が、相撲界のしがらみ等を多面的観点から捉える手助けをしてくれていて、物語をより味のある・厚みのあるものへと昇華させることに一役買っている。(Filmarksより引用)
僕もね、配信から遅れること1週間後にようやく再生ボタンを押して、それからは一気に鑑賞しちゃいました。それくらいにね、はまってしまう要素がこの作品にはあるんですよねー!
今回はその魅力について話していこうと思います。
まだ観ていない方、気になっている方、Netflix加入している方…必見です‼
あらすじ
世界的な知名度を誇り、1500年以上日本の伝統文化として、また神事として、神秘のベールに包まれている大相撲。その戦いが行われる土俵は、まさに”サンクチュアリ”(聖域)。これは、崖っぷちに追いやられた一人の無軌道な若者が、金・女・名声、その全てが土俵に埋まっていると信じ、力士へと上り詰めていく男の物語。(Filmarksより引用)
作品の魅力を語る
主人公のキャラクターが良い
借金による家庭崩壊の中で育ったヤンキーの主人公。主人公は金・名声欲しさに猿将部屋の猿将親方のスカウトを受け、力士となる。きっかけが金や名声だった為、歴史ある相撲に対する尊敬も有る訳がない。親方や先輩に対しても暴言を吐くし、土俵でも品位の欠片も無い行動を取るわけです。当然、問題ばかり起こす主人公は周りから嫌われてしまう。センスはあるので、相撲に対して真剣になる事も無く、勝利を重ねていく…
始めは、そんな主人公に共感なんて出来ないし、イライラもするんですが、時折見せる優しい一面があるから心から憎めないですよねー。
お金に苦労している父親に反発する姿勢は見せるが、内心は強く気にしていたり、性格は傲慢で暴力的だが、女性に奥手だったり、からかった相手には詫びのつもりかコーヒーを奢るなど、時折見せる優しい一面と見せる笑顔が憎めなく、ちょっとだけ人を惹きつける魅力も感じ始めさせる。
そんな彼だから少しずつ周りも応援し始めるんですが、褒められた行動なんてしない主人公には、次々と困難な道が待っている―――。
失敗や反省を繰り返しながら少しずつ力士としての成長を魅せる終盤の姿は本当に見どころの1つで、序盤からのギャップにカタルシスをすごく感じさせるんです‼
この主人公の成長ぶりが熱くて、観るものを夢中にさせるんだと思います。
歴史ある相撲界の闇に迫るNetflixらしさ
主人公は、前述したように歴史ある相撲に対して尊敬も無い行動を取るので、周りからは嫌われ、相撲部屋での練習時にいじめや暴力にあうわけです。
また、土俵は女人禁制という時代錯誤とも言えるルール…
歴史があるが故に重んじられる品位…
朝青龍が勝利し、土俵上でガッツポーズをした事で厳重注意を受けた事に関しても、相撲界を知らない僕からしたらそれ程までに品位を汚す行為には感じれれなかった…
そんな相撲界が抱える様々な問題にも切り込み、疑問を投げかけている点にNetflixらしさを強く感じるし、そこも見どころや魅力の1つと言えると思う。
Netflixオリジナルドラマの『新聞記者』も印象的でしたね。
相撲や稽古シーンも迫力満点
予告編にもあって驚いた部分でもあるんですが、実際の取組と見紛うほどダイナミックでヒリヒリする大相撲シーンが描かれていて、迫力があるんです。
この迫力ある相撲シーンを行うにあたって、キャストたちは肉体改造の専門家や、プロスポーツトレーナーや栄養士の指導を撮影開始の1年前から受け、本格的な稽古を行ったらしいです。
長く継続性のある努力がそんな迫力あるシーンを生んだのかと思うと、それだけで感動的です。
復活のピエール瀧の存在感が抜群!?
ピエール瀧さんが演じているのは、主人公の才能と恵まれた体格を見抜いた猿将部屋の親方。「相撲はね、儲かるよ」と甘い言葉を並べ、怪しい笑みを浮かべながら主人公をスカウトするシーンのいやらしさはとても印象的!
ネットでもピエール瀧さんの存在感ある演技が話題になっているみたいですよ!
気になる点数は?
正直、序盤まではそこまで面白く感じなかった…
僕的には、6話終わりまでは7点くらいで推移していて、面白いけど大絶賛に至る感じまでの評価は無いなと思いながら鑑賞していました。
しかし、7話~8話に掛けて一気に作品にのめり込んでしまい、観終わった時には、続きが気になる…
鑑賞後、サンクチュアリ聖域の余韻で気持ちが支配されるような満足感がありました。最高‼
続編を意識した終わり方をしたので注目されるのは、続編があるのか?という点です。
続編制作のカギを握るのは、再生数や興行収入です。ぜひね、多くの方に観てもらって続編に期待したい…そんな作品でした。
こんな感じで”観たくなる”をテーマに映画やドラマをネタバレ無しでレビューしています。
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それでは、また、次の作品で会いまっしょう―‼
続編の可能性は?
いろいろ調べましたが、現時点では続編については情報がありませんでした。
情報を見つけ次第、こちらに記載していきます。