1話50分✖6話。合計300分を掛けて観る価値はあるのか?
この記事を読めば、
・Netflix韓国ドラマ『配達人』は観るべき作品なのか?分かります。
・この作品の見どころPointを知れて興味が沸きます‼
作品情報
制作国:韓国 再生時間:50分✖6話 ジャンル:アクション/SF
2023年5月12日よりNetflixオリジナル独占配信となった韓国ドラマです‼
SF/サスペンス/スリラー/アクションというジャンルの中では、特に安定の良さを叩き出してくる…
これは、もはや韓国ブランドと言っても過言ではない‼
韓国作品は、単純に話自体が面白いだけでなく、社会問題を隠れたメッセージとして映し出す「社会派」✖「エンタメ」の融合がすごく上手い‼
人口約5000万人の国であるが、観客動員数1000万人を超える作品を連発しているくらいに人気があり、クオリティとしてもハリウッドと大差無い作品も多々生み出している。
そんな韓国作品に僕だけでなく、多くの映画ファンが魅了されている。
今作もあらすじを読んでみただけで、興味を強くそそられ、期待してしまうものがある。
全話鑑賞してみて見どころとなるPointや300分を掛けてまで観る価値があるのか?という点について解説していきたいと思います。
その他のNetflixおすすめドラマの感想はこちらから↓
あらすじ
深刻な大気汚染のために防毒マスクなしでは生きられない2071年の世界。生き残った人類はわずか1%という状況下で、酸素を運ぶという重要な役割を担い、並外れた戦闘能力を持つ伝説の配達人”5-8″の物語。(Filmarksより引用)
作品の見どころPointを紹介!
①世界観に興味がそそられる!
下に分かりやすく紹介するよー!
大気汚染が進み、防毒マスク無しでは生きられなくなった2071年の世界。人類は、鉱石を酸素に変えて生きていたが、その酸素を独占する会社により、人々はコア区域、一般区域、そこに入れない難民区域とに差別化されている。
人々が生きる為に必須である酸素や生活必需品を届ける重要な役割のある配達人が話の鍵になる。
この世界には、生きる為に酸素や生活必需品を強奪するハンターも存在し、配達人はハンターに立ち向かえる為に並外れた格闘センスが求められる。
酸素を独占し、その地位を守る為に難民を排除しようとする権力を握る悪徳会社とそれを阻止しようとする配達人との熾烈な戦いが繰り広げられる…
そんな興味をそそる世界観が魅力の1つだ!
②世界観を利用したアクション!
砂漠+カーチェイスなんてマッドマックスのようだぞ!
荒廃した世界でのカーチェイスや銃撃戦、息を呑むアクションシーンが多数存在。
車から身を乗り出して銃を撃ちまくったり、高層ビルから車で飛び降りたりとアクションシーンは、荒廃した世界の砂漠の砂を巻き上げ、世界の終末を見ているかのような描写を感じされるのは、この作品のもう1つの魅力と言える!
難民の少年が、配達人になる為に厳しい試練を受ける場面も結構盛り上がるぞ!
Netflix加入してまで観る価値は?
Netflix加入おすすめ度:30 %です!
わざわざNetflixに加入してまで観る必要性は特別高く無いというのが正直な感想です。
大気汚染が進み、荒廃した2071年の世界…
人類はエアーコアという技術で鉱石を酸素に変えて生き延びていた…
酸素を独占する一部のものは裕福に暮らし、その他大勢は困窮した生活をしていた…。
そんな彼らに、酸素と生活必需品を運ぶ存在が”配達人”だ!という世界観そのものが魅力の1つであるが、実際にはどうだったのか、内容に迫っていきたいと思います。
↓↓↓忖度なし感想!
いやぁ、これ全体的に中途半端でしたねー!
酸素を運搬する最強の配達人というキャッチコピーとそのビジュアルは最高なんですが、せっかくの世界観を勿体なくしているのが設定ですね。
大気汚染があり防毒マスクが必要と言っていますが、具体的には、どうなっているのか不明なんですよ、これ。
韓国以外の他国の状況もわからないし、酸素が足りないのか、酸素濃度が低いのか、防毒マスクのシステムも説明が無く不明であるので、危機感を覚えにくいんですよね。
権力による支配を行い難民を排除しようとする会社の悪人や、それらを阻止しようとする配達人、政府の人間、難民の少年との出会い、大気汚染下で暮らしているが故に存在する突然変異が起きた人達、色々嚙み合う登場人物が多数存在するが、その人間ドラマが薄い!
個人の描写よりも悪の組織VS正義の配達人という構図がフォーカスされ、登場人物への感情移入度が極端に低く感じましたね。
細かな魅力ある設定が活かせていないなという印象が強かったですね。
主人公のカッコ良さは、文句の無い魅力点なんですが、設定そのものは良くある要素をかき集めたような新鮮味の無いSFアクションって感じでしたね。
わざわざNetflixに加入して観る価値は無いと思いますが、Netflix加入しているなら観ても損はしないかもしれません。
これまでの韓国クオリティを想像して挑むと、門前払いを喰らい、驚き要素は無いが、普通に楽しめるレベルではあると思います。
また、続編を匂わさず6話で完結している部分も魅力の1つになるのでは無いでしょうか?
終盤の盛り上がりに関しても、5話あたりで盛り上がりを予感しますが、アクセルを蒸かすだけで、全く加速しないのもちょっと残念なPointでしたね。
僕は、あらすじを読んで世界観に期待と興味を持ち鑑賞し、期待の右肩下がりを体験しました。
これから観る、気になっている方は、韓国クオリティを期待しすぎず鑑賞する事で、この作品を楽しむ事が出来るんじゃないかと思います。
わざわざNetflixに加入して観る価値は無いと思いますが、Netflix加入しているなら観ても損はしないかもしれません。
気になる作品の点数は?
10点中/ 6 点です!