シチュエーションホラー!見たら〇〇⁉
作品情報😀
作品名 | バードボックス バルセロナ |
制作国 | スペイン |
配信日 | 2023年7月14日 |
上映時間 | 111分 |
監督 | アレックス・パストール |
ジャンル | シチュエーションホラー |
映画サイト評価 | ◎映画.com: ◎Yahoo!映画: ◎Filmarks: |
〇見た者を死に追いやる何かによって終焉の危機を迎えた世界を描くサンドラ・ブロック主演『バード・ボックス』のスピンオフとなる作品です!
〇最近のホラー映画では、シチュエーションありきな演出が多く感じる。音を立てたらで有名になった『クワイエットプレイス』などもそうだ!今作は、あれを見たら〇〇という演出で僕らをその世界観へ誘っていく!
あらすじ📒
映画『バードボックス バルセロナ』予告動画🎬
おすすめ度を分析して紹介!
ストーリー | 6点 |
映像 | 6点 |
余韻 | 5点 |
音楽 | 5点 |
リピート | 3点 |
おすすめ度 | 60% |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家:51% 一般評価:29% |
※『10』を基準に採点していますが、個人の感想なのでご注意下さい。
※ページに一番下に作品全体の点数も表示しています。
ネタバレなし感想🤔
前作サンドラブロック主演『バードボックス』との関係性は?
2018年にNetflixで独占配信された『バードボックス』は、サンドラ・ブロックを主演に迎え、世帯視聴率で好記録を出しました。
僕の中でも好印象として記憶に残っている作品です🤔!
好記録を出した事で、Netflixで世界観を広げ、スピンオフとして制作されたのが、今作『バードボックス バルセロナ』になります。
前作を観ていないと、話が分からないという訳では無いです👍✨
世界観を共有した作品で、前作でサンドラ・ブロックらが終焉の世界で行動していた時に、バルセロナでは何があった?的なお話になっています😯!
では、バードボックスとはどういった作品だったのか?
シチュエーションホラーであり、あれを見てしまうと人々は突然、自殺衝動に襲われ、行動を起こしてしまうという異常な現象が起きた世界の物語でした。
親子3人は、あれを見ないように目隠しをしたまま安全地帯を目指し、森の中を進む的な話で、中々に引き込まれる作品でした。
音を出したら即死というシチュエーションで有名な『クワイエットプレイス』と比較すると、低評価せざるを得ないが好印象な作品でした👍✨
その理由は、シチュエーションの差になると思っています。
『クワイエットプレイス』は、音を出すとアウトなので、劇中の人物も音を立てないように行動し、それを観ている僕らも静かに見入ってしまう仕掛けが上手かった。
しかし、『バードボックス』はどうでしょう?
観てしまったらアウトなので、劇中の人物らは、目隠しをして行動していますが、僕らまで目隠しをしてしまえば作品自体を楽しめない。
その矛盾点が、劇中の人物と心情がリンクしないので、残念なポイントを抱えている作品でもありましたね!
そんなバードボックスのスピンオフとなれば、更に期待は低くなります。
二番煎じな演出はウケないと思っていましたが、今作にも魅力は多くありました。
それは、信用できる人が少なく演出しており、複雑な人間模様や人間の何とも言えない気持ち悪さ、不気味さがパワーUPしている点です。
そういう演出が好みの方には、好印象な作品だと思いますね!
僕的には、前作よりも宗教的要素が強くなり、人間模様は良かったけど、リアリティが減った印象があったので、前作の方が好みでしたね!
✔『バードボックス バルセロナ』観る前に気になるCHECK POINT👍
ネタバレあり感想🤫
ミステリアスを生む時系列変化!
物語は、現在→9カ月前→結末へと時系列が変化して展開していきます。
現在では、主人公のセバスチャンは、娘と共に目隠しをして行動している。
荒廃した街では、荷物を押していて、同じく目隠しをしている集団がいた。その音を聞いたセバスチャンは、その集団に声を掛けます「発電機の場所を知っている」と。
仲間に引き入れてもらったセバスチャンが加わった集団の中には、目のつぶれた男が居て話を聞くことになる。
「あれを見るら大抵の人は自殺するが、例外も居る。連中の狙いは食料だと思っていたが、連中は目隠しもせずに隠れ家に入って来た。あれを見たはずなのに自殺もしない。連中は、まるで壊れているようだった。頭がな。連中は、無理やり外に引きずり出しあれを見せようとした。連中は、世界中の人間にあれを見せたがっていたんだ。俺はナイフで目を潰したから逃れられた」と。
朝早く起きたセバスティアンは集団が寝ているバスを運転する。
他のメンバーは、セバスティアンを止めようとするが、バスは隠れ家の外で横転。
メンバーは、あれを見てしまい次々に自殺していく事となる。
セバスティアンも目のつぶれた男の言っていたあれを見ても自殺しない男の1人だったのだ…。
では、9カ月前には何が起こっていたのか?
エンジニアだったセバスティアンは、風力発電の現場にいた。水力発電所が止まっていて、自殺が立て続けに起こっていて、飛び降りる様子を目撃したと電話を受ける。
会社に戻ったセバスチャンは、テレビで世界各地で原因不明の自殺現象が起きている事を知る。
セバスティアンは娘を学校へ迎えに行き、妻と合流するが、妻は目の前で暴走した車に轢かれて亡くなってしまう。
それからしばらくあと、セバスティアンとアンナは隠れて暮らしていた。
しかし、あれをを見ても死ななかった神父たちのグループに見つかり、外で無理やり目を開かされてしまうが、セバスティアンは自殺なかった。娘は飛び降り自殺…。
セバスティアンは絶望で叫び、娘の幻影が見えるようになった。
幻影は、セバスチャンに「あれを見せる事で人々の魂は解放される。天国は素敵なところだよ。私に会いたいでしょ?人を多く救ったら会えるよ」と言われ、あれを見せる事が人々を救う事になると信じてしまうようになる。
そして、物語は結末へと向かっていくのですが…。
スピンオフとして制作され、あれを見ても死なない人の存在が登場し、世界観の拡大には成功している印象があります。
そのお陰で、信仰による行動の違いや人間の醜い部分…、信用できる人が少なく、人間模様に関しては深みが増し、正直、気持ち悪い印象がありましたね😯!
そして、主人公ですが、特に序盤からの行動には、共感度が低く、幻影の影響とは言え、やっている事が最悪です。
この主人公の行動をどこまで許容できるかで、もしかしたら作品の途中で離脱してしまう方も居るかもしれません。
サスペンス的にも驚きの展開は無く、シチュエーションホラーとしてこれ以上作品を展開していくのは、難しい印象を受けましたね。
そうは言っても、この手のジャンルは好きなので、新作出れば観ちゃうと思いますけど!(笑)
以上、映画『バードボックス バルセロナ』の感想でしたー👍
気になる作品の点数は?😣
10点中/ 5点です!