映画.comより引用
遥か離れた宇宙で単独のミッションに挑む男の物語…⁉
作品情報😀
作品名 | スペースマン |
制作国 | アメリカ |
配信日 | 2024年3月1日 |
上映時間 | 108分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ/SF |
映画サイト評価 | ◎映画.com: ◎Filmarks: |
あらすじ📒
キャラクター紹介
◎ヤコブ(アダム・サンドラー):宇宙でミッションに挑む宇宙飛行士。
◎レンカ(キャリー・マリガン):主人公の宇宙飛行士の妻。宇宙でのミッション開始し、6カ月が経った頃に重大な心境を打ち明ける。
◎ハヌーシュ(声:ポール・ダノ):地球外生命体。主人公で宇宙で出会い、謎の友好を深める!
『スペースマン』予告動画🎬
✔映画『スペースマン』の気になるCHECK POINT👍
作品の口コミ紹介!
ネタバレ無し感想📒✨
観る前の印象と観た後の印象!
宇宙には、惑星だけでなく、星雲(せいうん)というものがある。
宇宙空間に漂う、重力的にまとまりをもった塵や星間ガスなどから成る天体のことを指す!
今作は、突然、宇宙空間に出現した星雲を世界で初めて調査するというミッションに挑む男の物語。
あらすじ的には、宇宙に出現した星雲を調査する為、地球を旅たち6カ月が経った時に主人公の宇宙飛行士は得体のしれない存在に遭遇する…
的な感じで表現されていて頭にイメージするのは、エイリアン的なものがよぎるんですよね😯!
このあらすじ設定では、そういったSF大作やパニックアクションといったジャンルになるはずなんですよ!
普通は!(笑)
でも、今作はそうならない🤫!
これは、宇宙飛行士が宇宙で出会った地球外生命体にメンタルヘルスしてもらい夫婦関係や人生観を見つめなおすヒューマンドラマなんです!
え⁉
だったら、観る価値無いって?
いやいや、それはそれで結構引き込まれる要素があるんですよね、これが!
夫婦関係にフォーカスするんだけど、展開は二転三転するし、『ゼロ・グラビティ』のように静かな宇宙を表現しながらも引き込まれる演出が結構気に入って鑑賞出来ましたね👍✨
観る前は、SF大作やパニックアクションをイメージしちゃうけど、鑑賞後は、上質なヒューマンドラマを感じれた余韻に包まれる。
この作品は、観る前と観た後のギャップを埋める事が鑑賞を楽しむコツかもしれない!
前半に抱く奥さんへの不信感!
宇宙飛行士を夢見ていた主人公は、夢が実現し、宇宙に発生した星雲を調査するミッションで、地球を旅たち約6カ月、どこを行っても似たような景色だし、静かで無機質な宇宙船に孤独を感じながら過ごしてていた…
宇宙は無重力だから、宇宙に向かう準備段階からかなりのトレーニングをする必要があるし、実際に宇宙に行っても2時間程度の運動が必須らしい。
そういった運動もそうだし、食事も1人。
僕らの想像以上に孤独を感じるだろうし、僕だったらそんな過酷な環境に自ら行きたいとさえ思わない。
主人公である宇宙飛行士は、憧れの宇宙飛行士として旅している中にも”孤独”に押しつぶされそうになり、葛藤している様子が垣間見れます。
そんな中、地球と宇宙とのビデオ通話が中継で行われます。
子供からの質問で、「世界で1番寂しい人」と子供らしい言葉を選ばないストレートな質問を受けます!
質問に対して主人公は、夢見ていた宇宙飛行士という使命に誇らしさを感じているし、ビデオ通話で毎日妻と会話もしているから寂しさは一切ないと答える。
発言とは裏腹に僕ら視聴者に映る主人公は、孤独に耐えており、妊娠している妻であるレンカを恋しく思っている。
そんな時、妻からビデオ通話の留守電に『別れたい』というメッセージが届く。
主人公が任務に支障をきたさないように指揮官はこのメッセージを主人公へは伏せますが、それ以来、妻からの電話は来なくなり、より孤独を抱え、メンタルは不安定になっていく訳なんです!
ここまでは、主人公の描いて夢、やっと現実になった宇宙飛行士という夢の過酷さ、離れた所に居るまだ生まれていない子供や大切な妻を想う気持ちに共感の嵐でした😯!
というか、妻に対してかなり嫌悪感を抱きます。
なぜ、このタイミングで伝える必要があるのか?
自分の夫がどれ程、過酷な環境で戦っているのか理解も配慮も出来ないのか…
凄い嫌な奴で、僕だって長期で出張している先で、電話で妻に別れたいなんて言われたら出張どころじゃないし、仕事そっちのけで帰っちゃうと思う。
でも、宇宙ではそうもいかない。孤独で簡単に動けなくて、心に最大ダメージを受けるタイミングで伝えた奥さんに対して凄く不信感を抱きましたねー!
でもね、ここからまた二転三転していくのが面白さの1つだったんですよね~!
地球外生命体との出会いが心を紐解いていく!
孤独で過酷な環境下で心の拠り所だった妻からも連絡も途絶え、メンタルが不安定となった主人公。
幻覚のようなものを見るようになり、終いには、船内に蜘蛛のようなタコのような地球外生命体の存在を見るようになる訳です!
僕は正直、幻覚だろうとは思っていますが、その存在はリアルにも感じられましたね!
ここからはネタバレになりますので、内容を伏せて書いていくんですが、その蜘蛛のような生命体と会話を交わすようになり、自身の事や父親の事、妻との関係を見つめなおしていく訳です😣!
それは、まるで、メンタルヘルスケアでした!
なぜ、主人公は宇宙飛行士を夢見て、この孤独な任務に挑もうと考えたのか?
妻はどうしてこのタイミングで別れを切り出そうとしたのか?
紐解く心が明らかになるにつれ、始めに抱いた印象とは、180度変わっていく。
観る前にSF大作やエイリアン系の作品をイメージして観てしまった方にとっては、−ギャップになる可能性が高いとは思いますが、僕的にはすごく話に引き込まれたし、自身の夫婦関係を見直すきっかけにもなりました!
殺風景な宇宙空間、無機質な宇宙船内、終始流れる静かな音楽に交わされる会話が心地よく、疲れている時には良い睡眠にも誘ってくれそうな印象さえある。
それでも、二転三転する話に引き込まれて鑑賞しましたし、そんな魅力は確実にあると思います。
是非ね、固定的な印象は排除してから鑑賞して観て欲しいですね!
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